単声書簡

個人という灯台から

薬に頼らないADHDの症状改善

ADHD(注意欠陥・多動性障害)が如何なるものであるのかということについては、詳しくわかりやすいサイトがいくつもあるのでぐぐってほしい。


私は問診とパソコンのテストで、厳密にはADDと診断された。
ストラテラを処方されたものの、これが私には合わなかった。止まらぬ震えと動悸と嘔吐で、歩くことさえ難しい。

精神系の薬の副作用はかなり個人差がある。ストラテラは同じADHD用の薬であるコンサータよりはマイルドだとはよく言われる話で、誰にとっても副作用がきついとは一概に言えない。ただ“自分の場合は”合わなかっただけで、大丈夫な人もいるだろう。

継続して服用すれば、副作用は消えるかもしれない。ただ続けるのも怖いほど具合が悪くなり、ストラテラは薬価が非常に高いこともあり、継続は断念した。

薬に頼らずとも、ADHDの症状(私は“個性”と思うが、ここでは“症状”という言い方を敢えてする)を多少マシにすることはできる。医師に教わり、また自分でも効果のあったことを以下に挙げよう。

 

 

1.軽い運動

運動といっても意気込むことなく、まずは買い物先まで、最寄駅まで、仕事場まで、歩くだけでも十分。
他人と競って勝つ喜びではない、身体を動かすことの本質的な快さを覚えたら、徐々に運動量を増やす。
おすすめは比較的気軽にできるスクワット、ウォーキングなど。水が大丈夫であれば水中歩行、水泳も足への負担が少なくて良い。
自分は、運動をするようになってぼやぼやした頭のなかが明瞭になったように思う。


2.ビタミンB,C,カルシウムとマグネシウムサプリメントで摂取

コストパフォーマンスが良いのが、上記のサプリメント。薬局に売っているものでOK。
カルシウムとマグネシウムはセットになっていることが多い。
リポビタンDのような栄養ドリンクは糖分やカフェイン、添加物が含まれていて、後になってだるさが来る時もあるが、サプリメントは無駄なものが入っておらず、より効果的。心身のだるさが取れる。
運動するのも億劫、という方はまずサプリメント摂取から始めてはどうだろうか。
抑うつ状態にも、ビタミンやマグネシウムは効果がある。

 

 


以上のことは、あくまで症状をマシにする程度で、急に仕事ができるようになったり掃除ができるようになったりするわけではない。
ただ、“ぼやぼやした頭が冴えること”で、遅刻や忘れ物が減るといった効果はあった。
しかしそれもあくまで“自分の場合は”だ。効果には個人差がある。診療よりははるかに安価で済むので、まずは気軽にお試しいただければ。

実のところ最も効果があるのは、理解のない人から遠ざかることである。
ADHDな人は怒られたことへのストレスで頭がいっぱいになり、また別のミスを誘発してしまう。
そして間違いばかりしてしまう自分は、もう何もできないと思ってしまう。
そんな気持ちにさせるような人からは、相手がどのような立場であれ逃げて然るべきだと私は思う。
(そうは言っても...って感じだろうが)

 

発達障害に対する医療的措置(に限らず、精神医療全般)については、何が最も正しいのかということが、著しく変わっているし、これからもそうだろう。いまの治療法も最善といえない時代が来る。

知識、認識を刷新していくことが大事だと感じている。